吉野弘『雪の日に』

雪がはげしく ふりつづける
うわべの白さで 輝きながら
うわべの白さを こらえながら


雪は 汚れぬものとして
いつまでも白いものとして
空の高みに生まれたのだ
その悲しみを どうふらそう

一部抜粋。
電車の中で読んだ詩。ハッとさせられる。ぜんぜんそんなこと感じたことがなくて。


吉野弘詩集 (ハルキ文庫)

吉野弘詩集 (ハルキ文庫)