とても気持ちのいい夜 見るものすべていいものに見える 体を動かさずにはいられなくて 飛んだり跳ねたり転がったり 歌ったり叫んだりしていた 頭の中で 本当にそんなことするわけにいかないから だからふつうの人がするように 缶コーヒーを買って 勢いよくあ…

最近見たのからいくつか

霜月はるか『空蝉ノ影』から ただひとり 夢に迷い 誰にも愛されず闇の中朽ちるだけ それは楽園? 流れゆく時を越えて 幾度となく剣交えても 望む朝は来るのでしょうか? 『定家八代抄』から 大空の 月の光し 清ければ かげ見し水ぞ 先づこほりける (古今・冬・…

吉野弘『雪の日に』

雪がはげしく ふりつづける うわべの白さで 輝きながら うわべの白さを こらえながら 雪は 汚れぬものとして いつまでも白いものとして 空の高みに生まれたのだ その悲しみを どうふらそう 一部抜粋。 電車の中で読んだ詩。ハッとさせられる。ぜんぜんそんな…