とても気持ちのいい夜
見るものすべていいものに見える
体を動かさずにはいられなくて
飛んだり跳ねたり転がったり
歌ったり叫んだりしていた
頭の中で
本当にそんなことするわけにいかないから
だからふつうの人がするように
缶コーヒーを買って
勢いよくあおるだけ
喉の鳴る音を聞きながら
なんかちょうどいい重さだったので
手の中の缶コーヒー
星に向かって投げてみる