しばらく Emacs を使ってみて

ときどき emacs を使っている。ブラウザとして emacs-w3m を、
メーラとして mew をインストールしてみた。


その印象というか感想を簡単にメモしてみる。

info が便利

拡張機能で info があるものは info を見れば大体書いてある。
info 自体も、キーボードを使って閲覧するのに
使いやすいインタフェイスになっている。
'd' で目次に戻ったり、'm'で項目名にジャンプしたり。

info が無くても、拡張機能の作者さんが、ソースの
最初の方に使い方や、最低限の設定を書いてくれている。

使い方で、あまり迷うことはない。
困ったら 'f1 i' して info を見ればいいのだ。

vim の理解がちょっと深まった気がする

vim 使ってたときはよくわかってなかったバッファが、 emacs のバッファ通じてやっとわかった。 あと、vimscript の読み方が少しわかった気がした。

たまに打ち間違ったり

'C-n' の Ctrl を打ち損じると n が入ってしまったり、
検索 ('C-s') をキャンセル ('C-g') すると
g が入ってしまったりする。

しかもバッファのどこで何を変更してしまったのか
よくわからなくなって、変更を保存していいのかよくわからなくなる。

vim でもキーボードでカーソルを動かせるけれど、
そのときはバッファが変更されないノーマルモード
なので、打ち損じても割と平気。

これって、何か対策あるのかな。
viper モードは一回使ってみた。viper モードの
抜け方がわからないし、関数呼び出し ('M-x') が
使えなかった (使い方がわからなかった) ので
結局再起動した。

SKK にはまった

emacs では有名 (?) な日本語入力方法、SKK
Simple Kana to Kanji conversion program の略。
emacs だけでなく、LinuxWindows でも日本語入力
として使うことができる。

文節の区切り、送り仮名を自分で決めて変換する、
というマイナな変換方式。

というのは割とどうでもよくて、

個人的に SKK で好きなところは、入力モードの変更が
キーボードでできるところ。

IME を起動して、SKK を有効にすると、まずは
かなモードになる。

このモードではローマ字と漢字変換ができるのだけど、
このとき 'l' を押すと、SKK を有効にしたままで
半角英数が入力できるアスキーモードになる。

アスキーモードからは 'C-j' を押すとかなモード
に戻せる。この間ずっと IME はずっと起動したまま。

これの何がいいかというと、
日本語 <-> 英数の切り換えをするのがホームポジションですむこと。
Windows だと、切り換えるのに、指を伸ばして、
全角/半角を押さないといけない。

SKK なら一度立ち上げておけば、切り換えが必要でも、
'l' と 'C-j' というホームポジション上にある
キーからあまり指を離さずに入力を続けられる。

これが好きで、いまあっちこっちの入力環境を
SKK に変えている。

Windows 7 マシンでは、corvus-skk を使っている。
http://code.google.com/p/corvus-skk/
↑こちらでダウンロードできます。

送り仮名の入力がまだちゃんとできてないけど、
まだこれからも使うと思う。