このところ本を買うときはいつも一時間近く迷ってる。
お金の心配もあるけど、頭の中で「宝の持ち腐れ」という言葉がずっと響いていて、確かにその通りだからやめた方がいいかも、なんて考えてしまう。この本は積ん読用、と割り切れればいいけど。そうでないときは、どうせ読まないくせに、こんないいもの持っててどうするんだ、などと自分を問い詰める。
「迷ったら買う」とはよく言われるけど、確かこれ、「……しかし、迷いすぎたら止める」と続くはずで、趣味習慣のごとく迷う私なんかは、これは迷い過ぎなの?どこからが迷い過ぎなの?という具合に、さらなる迷い、一段上の迷宮へ踏み込んでいくのであった。まる。