以前、同じクラスだった連中と飲みに行く。と言ったら、友人が、珍しい、と驚いた。私もそう思う。
飲みは苦手だ。行かなくてすむなら、それに越したことはない。でも今回は、最近会ってない人たちに会いたい、とも思ったので行ってみることに。
集合場所に着いて。自分の記憶力が相当衰えているのに驚く。そこにいるのは1年間同じクラスだったはずの人間だけど、顔も名前も思い出せない人がいる*1(思い出せない人は、だいたい一度も話したことのない人なのだけど、その人の方では私を覚えている。なんでだろう)。
居酒屋に移動。飲んで食って、ああだこうだ話す。
しばらくして、急に疲れを感じる。机の木目を数えたくなる。周りの声が、とても遠くに聞こえる。集中して考えているような、呆けているだけのような、ひどく曖昧な感じ。要するに眠い。あまりに疲れて、嫌になったので、終電だから、と嘘をついて抜け出した。飲み会に行っては、こんな風に疲れる、抜け出す、ほっとするを繰り返している。経験からわかったのは、疲れてくるのは乾杯からだいたい3時間くらい経ってから、ということ。居酒屋を出た隣にジャズ喫茶があって、ちょうどライブをやっているところ。今度聞きに来ようと誓って、そのまま駅に向かった。

*1:顔も名前も思い出せる人だってもちろんいる