ローレンス&ナンシー・ゴールドストーン『古書店めぐりは夫婦で』

古書店めぐりは夫婦で (ハヤカワ文庫NF)

古書店めぐりは夫婦で (ハヤカワ文庫NF)

『幻の特装本』『失われし書庫』と二冊続けてジョン・ダニングのジェーンウェイものを読んだら、無性に読みたくなった。
作家夫婦が古本を知り、古書収集に目覚めていく。古書店を開拓したり、オークションに参加したり、古書市へ出かけたり、といったエピソードに混じって文学(主に小説と小説家)についてのうんちくが語られる。
この本には二冊目があって『旅に出ても古書店めぐり』というのだが、三冊目はあるんだろうか?
それにしても、原題『USED AND RARE』(古書と稀覯本、という意味か。イエローページの項目名?)からどうしたらこの邦題が捻り出されてくるのか?そのまま『ユーズド・アンド・レア』で良さそうなもんだけど(こっちの方が言いやすいしリズムもいい)。