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角川ソフィア文庫の『古今和歌集』に新版が出たようなので書店に見に行った。旧版との比較を中心に気づいたことをだらだら書く。
- 作者: 高田祐彦
- 出版社/メーカー: 角川学芸出版
- 発売日: 2009/06/25
- メディア: 文庫
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新版の注釈は(量の差こそあれ)ページいっぱいに詰まっているのでちょっと読みづらい。また同じ理由で今読んでいる歌の注がどこからなのか探すのが少し手間。
しかし、注釈の内容を豊富にするには脚注ではスペースが足りない(同じ内容を脚注スタイルでやったら多分注だけのページがたくさんできる)だろうし*1、読みやすさを考えると、文字の大きさはこれくらいが限界なのかもしれない。
あと値段が旧版に比べて400円ほど上がった。これはもう、構成変更の当然の帰結だろう。旧版では見開きに6首から10首ほど収録されていたのが3首から4首に変わったのだから。
*1:旧版は注釈を語句の意味に関するものと、歌全体の意味に関するものにわけ、基本的に脚注で語句について、歌全体については補注として別の箇所で注していた。新版に補注があったかどうか、私の不注意で確認していない