『いりす症候群!』が大変素晴らしい

色とりどりのカケラは

『愛と勇気と〜』ができなかった私でも、『いりす』はできる。思い通りにならない"なにか"の挙動にイライラしたりしつつ。
最初のうち、(説明をよく読んでなかったので)何をどうすればいいかわからなかったが、何度かゲームオーバーになって(何度か見つめられて)いるうちに、どうすればいいのかはわかってくる。一度わかってしまえば、面白さにはまって、なかなか抜け出すことはできない。

静かに底に降り積もり

ゲームだけでなく、曲と曲名が秀逸。3曲あるBGMのひとつが「10時間くらい天井を見つめていた」。素敵。曲名から受ける印象を曲が余すところなく表現している(あー、あの時のあの気分だー)、気がする。ピアノがメインの静かな曲。
背景画の混沌として陰惨な感じが、ゲーム画面に怪しい魅力をそえる。そして画面といえば彼女。白いプレッシャー、かわいい悪寒は必見。クリック連打禁止。

容赦なく腐る

バッドエンドと2万点エンドを見たところまで。5万点はまだ遠い。なかなかうまくいかないよ…。
これまでそれとなくほのめかしてきたけど、このゲームは怖いです。素敵に怖いゲーム。ゾンビや幽霊が出てくるわけではないけれど。パズルゲームとして面白く仕上がっているうえに、良質のストーリーを組み込む手法はお見事という他ない。え、鬱ゲー?はて、なんのことやら。