最近読んでいる本
あまり私は本を読まないです。でも、だからといって「読まなきゃ」という焦りをそれほど感じるわけではありません。図書館をちょっとうろつけば、あれもこれも、読みたい本、読まなきゃならない(と思われる)本が次から次へと現れてくるからです。まあ、大抵、今度これを読もうと思っても、次に行ったときには忘れてしまっているのですが。覚えていたとして、借りたはいいけど、放置して結局読まずじまいになることもありますし。ぬう。このへん、あまり深く悩まずに、「本を読むのが、特に、通読するのがそんなに偉いの?」とかなんとか思うだけですませるのが、精神衛生上いいのかもしれません。
さて、そんな私が最近読んでいるのはこれ。
- 作者: 奥村恒哉
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1978/07
- メディア: 単行本
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古典中の古典、王道の中の王道(?)。和歌を集めたものですが、和歌のみならず、以後さまざまな文章において、書く側にも読む側の人間にも、多大な影響を与えてきた『古今和歌集』です。で、実際この書物のなにが「多大な影響を与えてきた」のか、ちょっと見てみよう、と。
いろいろな会社から本文と注が出版されていて、どれで読んだらいいか非常に迷うのですが、こういうとき、詳しい注、適度な口語訳、電車でも読める手頃な大きさ(重要)、これら三つが揃っているので、新潮古典集成はかなり重宝しています。
でも、書店で(手頃な価格で)入手する、という条件なら、角川ソフィア文庫の『古今和歌集』が、文庫ながら注など(かなり)詳しくていいかな、と思います。
- 作者: 中島悦次
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川学芸出版
- 発売日: 1962/04/30
- メディア: 文庫
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*1:「10min.box古文漢文」だったと思う