(怖い)シナリオについて

ヤンデレゲームのプレイ動画を見て思ったこと。
確かに刺されたり、一晩中戸を叩かれたりするのは怖い。怖いのだけど、あまり怖すぎると突き抜けてしまって、恐怖が薄れていってしまう気がする。で、怖さが去ってしまった後に何が残るのかというと、それはシナリオライター(の存在)だ。
包丁も内臓もチェーンソーも、「怖いもの」というよりは「怖い要素」に見えてしまう。ライターの技術、工夫を考えてしまう。「ああ、これで怖がらせたかったんだな、恐怖を演出したかったんだな」と思ってしまうのだ。
あんまり主人公が完璧で超人で全てが都合良く動いてしまうと、作者の作為が見えて面白くなくなるのと同じだろうか。